2000年初期にブレイクした一発屋芸人を覚えていますか?2000年初期といえば、お笑いブーム第5世代と呼ばれた時期で、今でも活躍している中堅~大御所芸人が世に出てきた頃でした。リズムネタやM-1グランプリが流行し始めたのも2000年代でしたね。
さて、この記事では2000年初期にブレイクした一発屋芸人を振り返ってみたいと思います。あわせて、当時のお笑いブームで起きたことをまとめてみましょう。あなたにとっては懐かしいでしょうか?それとも新鮮でしょうか?
2000年初期の一発屋芸人を振り返る
2000年初期の一発屋芸人は、次のような顔ぶれでした。
名前 | ギャグ・芸風 |
ダンディ坂野 | ゲッツ! |
はなわ | SAGA(エスエージーエー)佐賀 |
波田陽区 | 残念! |
ヒロシ | ヒロシです |
レイザーラモンHG | フォー! |
レギュラー | あるある探検隊 |
長井秀和 | 間違いない! |
上記は2000年初期(2001~2005年)の一発屋芸人ですが、このあと2000年後期になると、小島よしおさんや長洲小力さんなどがブレイクを見せました。一発屋芸人は次々に世に出ては一世を風靡し、社会現象を巻き起こしてきましたね。はなわ 嫁はバラエティー番組にも出演しており、最近では長男が結婚したことで話題を集めました。このように、現在でも多方面で活躍する一発屋芸人が多いことが分かりますね。
なお、2000年代で流行語大賞を受賞した一発屋芸人は、次の通りです。
名前 | ギャグ・芸風 | 流行語大賞受賞年 |
テツandトモ | なんでだろう | 2003年 |
波田陽区 | 残念! | 2004年 |
レイザーラモンHG | フォー! | 2005年 |
小島よしお | そんなの関係ねぇ | 2007年 |
エドはるみ | グー! | 2008年 |
2000年代のお笑いブームはどんなことがあった?
一発屋芸人も多く世に出た2000年代のお笑いブームですが、具体的にどんな変化があったのでしょうか?2000年代のお笑いブームのきっかけとなったのは、2001年に大阪に開館した「ルミネtheよしもと」と、1999年に放送が始まったNHKのネタ番組『爆笑オンエアバトル』だったといわれています。この2つを皮切りに、次のようなお笑いブームが巻き起こりました。
- 民放テレビでネタ番組がスタートした(エンタの神様、笑いの金メダル、レッドカーペットなど)
- お笑い賞レースが続々スタートした(M-1グランプリ、R-1ぐらんぷり、キングオブコントなど)
- 吉本興業以外にもお笑い芸人が所属するようになった(サンミュージック、ソニー、ホリプロなど)
- ボキャブラ芸人と同世代の芸人がブレイクするようになった(中川家、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則など)
- キャラクターネタ、リズムネタが増えた(レイザーラモンHG、犬井ヒロシ、なだぎ武、世界のナベアツ、ムーディ勝山、天津木村など)
現代のお笑いとの違いは?
2000年初期の一発屋芸人をはじめ当時のお笑いスタイルは、現代のそれとは大きな違いがあります。もっとも大きな違いは、時代が変わるにつれてお笑いやテレビ番組にもコンプライアンスが求められるようになったことでしょう。人の容姿を揶揄したり、やりすぎな暴力ネタなどがハラスメント的タブー要素をとらえられるようになり、バラエティー番組やネタ番組に対する風当たりが強くなったことも、当時と現代のお笑いの在り方に変化をもたらしましたね。
まとめ
2000年初期の一発屋芸人は、今現在も営業や各地でのイベントで子どもたちの心を掴んで活躍を続けています。読者の方の中には、リアルタイムで一発屋芸人を見ていた人たちもいれば、当時を知らないため新鮮な気持ちで読んでくださった方もいるでしょう。2000年初期の一発屋芸人は、現在のお笑い芸人とはまったく違う芸風と雰囲気を持ち、独特の空気感やネタで笑いを提供してきました。気になったらぜひ動画を見てみてくださいね!